“何かを何かの形ちで残したいのが人間の本能でしょう。子供を持たない私は折りにふれてこんなものを書き、こんな形ちで残しておきたい。残す値打ちありとは思いませんが、芸はほんとうの意味では消えてしまうので何か寂しい。百年後に誰か、ひとりかふたり、この本を手にして「同感々々」と笑ってくれるかも知れません。それを思うと私も嬉しくなるのです。”
〈「あとがき」より引用〉
著者:岡本文弥
発行:三月書房
刊行年:昭和38年
状態:文庫版、函少スレ・薄キズ・薄ヨゴレ、本体背ヤケによる褪色有、後見返し剥がし跡有